日本医師会ORCA管理機構

文書交換サービス MEDPost

製品特長

MEDPostの特長

医師資格証(HPKIカード)に対応した、重要な文書ファイルを送受できるクラウドサービスです。
セキュアで安全な通信環境をお届けいたします。

医療文書は個人情報のかたまりであり、取り扱いには慎重な配慮が必要です。MEDPost(メドポスト)は患者の個人情報を守り、安全に医療情報を送受することを目的として企画開発されました。
回線のセキュリティは「医療情報システムの安全管理ガイドライン」に準拠しており、安心してご利用いただくことができます。

また、平成28年度診療報酬改定において、診療情報提供書等の電子的な送受に関する評価として【診療情報提供料(I)検査・画像情報提供加算】と【電子的診療情報評価料】が新設されました。MEDPost(注)は「電子紹介状を送受する場合」の施設基準を満たしています。

注:MEDPost導入だけでは「診療情報提供料(I)検査・画像情報提供加算」を算定することは出来ません。「電子紹介状を送受する場合」は「電子紹介状にHPKI電子署名を付与すること」が必要です。

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堅牢:送受信も保管も暗号化

HPKIによる認証とSSL/TLS1.2による暗号化を行い、電子文書やファイルを安全に送受することが出来ます。送信した文書ファイルは、クラウド上でも暗号化して保存されるので、安心です。

安全:送受の記録が残ります

ファイルが届くと登録されたメールアドレスに着信通知を送付します。送信者は、送ったファイルを相手がダウンロードしたかを確認することが出来ます。

安心:送信誤りの防止

送信待機時間を設定できます。送信ボタンを押してもすぐには送信されないため、送信誤りを防止します。ファイルの保管期間は一週間。一週間を過ぎたファイルはサーバー上から削除されます。



オプション

「MEDPost(メドポスト)」オプション

一括ダウンロード +SuDAChi(すだち)

  • 病院・自治体向けオプションです。
  • 一括ダウンロードオプションが、MEDPostの受信フォルダを監視し、ファイルが届いたら自動で届いたファイルを、指定したフォルダにダウンロードします。
  • SuDAChiが、指定されたフォルダを常時監視し、PDFファイルが保存されたら、指定されたプリンタに出力します。

 ※ SuDAChi:Support tool for PDF Document Automatic print Checking

MPB-ST(メドポストブラウザ・スタンダード)

  • 診療所・薬局・介護施設等向けオプションです。
  • よく使用する送信先を5ヶ所まで登録出来ます。送信先毎にデフォルトの件名・メッセージを登録できます。
  • 登録した「宛先アイコン」を作成。送信したいファイルを宛先アイコンにドラッグすることで、自動的に送信先・件名・メッセージ・添付ファイルに反映することが出来ます。
  • 動画で見るMPB-ST

MPB-Pro(メドポストブラウザ・プロ)

  • 医師会事務局・自治体窓口等向けオプションです。
  • 同一ファイルの一斉配信と、送信先毎に異なるファイルを一斉横断配信できます。
  • 送信先ごとの、ファイル格納フォルダとデフォルトの件名・メッセージを登録可能です。
  • 送信先グループ毎に50施設までの施設を登録出来ます。
  • 動画で見るMPB-Pro

長期電子保存

  • 病院・自治体窓口等向けオプションです。
  • 電子署名法に対応した、長期(10年)電子署名とタイムスタンプを電子ファイルに付与します。
  • 「一括ダウンロード +SuDAChi(すだち) 」と組み合わせることで、ファイルのダウンロードから長期電子署名までの工程を、自動化出来ます。
  • タイムスタンプの回数制限はありません(5年間押し放題)。
  • 5年間のメンテナンス・サポート付きです。5年間毎のリプレイスになります。
仕様概要

「MEDPost(メドポスト)」仕様概要

仕様概要

動作環境
OS: Microsoft® Windows® 10(推奨)(注:QA.1を参照して下さい)/7
ブラウザ:Internet Explorer® 11
機能概要
HPKIカード(医師資格証・薬剤師資格証)・施設認証用PKIカードによる本人確認
SSL/TLS1.2による暗号化通信
通信記録と送達確認
受信記録と閲覧記録
価格

医師資格証をお持ちの場合
登録料(初回のみ:税込):¥11,000 ¥0
利用料(月額:税込):¥1,100

医師資格証がない場合
登録料(5年毎:税込):¥33,000
利用料(月額:税込):¥2,200

  • 上記金額は受信BOXの容量が50MBのミニマム料金です。医師会・自治体等でとりまとめが可能な場合には、大容量に対応した料金プランが用意されています。
    詳細はお問い合わせください。
  • 登録料には、動作環境を構築するためのクライアントプログラムが含まれます。
  • 本価格にはクライアントプログラムをお手元のPCにセットアップする費用は含まれておりません。
  • 医師資格証がない施設に対しての登録料には、クライアントプログラムに加え、アクセス認証用のPKIカード費用が含まれます。
  • 医師資格証は日本医師会電子認証センターが発行するHPKIカードです。

※ 開通までの期間:申し込みは、毎月末締め、翌々月よりサービス開始となります。

申し込みの流れ

申し込みの流れ

MEDPostを利用するためには、「MEDPostへログインするためのICカードの手配」と「MEDPostの利用申し込み」が必要です。以下の手順を参照ください。

MEDPostへログインするためのICカードの手配

  1. 電子署名付き文書を作成する方

    • 医師の方は日本医師会へ「医師資格証」を申し込みます。
    • 薬剤師の方は、「都道府県薬剤師会」経由で「日本薬剤師会」へ「薬剤師資格証」を申し込みます。

    ※ 電子文書にHPKI電子署名を付与するためには、別途「電子署名ソフト」が必要になります。薬剤師資格証をご利用の場合は、「電子署名ソフト」と「タイムスタンプ契約」が必要になります。

  2. 電子ファイルの送受のみの方(医師会事務局・自治体担当・病院事務局・歯科医師・介護事業者等)

    • 医師の方は日本医師会へ「医師資格証」を申し込みます。
    • 薬剤師の方は、「都道府県薬剤師会」経由で「日本薬剤師会」へ「薬剤師資格証」を申し込みます。
    • その他の職種の方は、日本医師会ORCA管理機構に「施設認証用PKIカード」を申し込みます。

MEDPostの利用申し込み

  1. 連携のグループをつくります(医師会・自治体・中核病院・在宅等を中心としたグループ)

  2. 申込み代表者を定め、利用料金プランを選択します。

    プラン 条件 金額(税込)
    個別契約(受信BOX:50MB固定) 医師資格証使用者 @¥13,200/年×利用施設数
    医師資格証以外 @¥26,400/年×利用施設数
    団体契約(50施設で受信BOX容量を分け合える) 利用施設(50施設) ¥660,000/年
    一括ダウンロード(PKIカード専用)+ SuDAChi(すだち) 施設利用者のみ @¥26,400/年×利用施設数
    MPB-ST(メドポストブラウザ・スタンダード) 利用施設毎 @¥6,600/年
    MPB-Pro(メドポストブラウザ・プロ) 施設利用者のみ @¥13,200/年×利用施設数
  3. 利用希望者は利用規約を確認して、職種別の申込書(Excelファイル)にデータを入力し、申し込み代表者へ送付します。

  4. 申込み代表者は、職種別の申込書をとりまとめ、発注書と共にORCA管理機構へ送付します。

    *発注書はファイルだけではなく、印刷・押印したものを同封してください。

    申し込み票をメールで送信する場合、申込書は個人情報が含まれますので、8桁以上のパスワード付きZipファイルで送信願います。
    メールに添付して「medpost_support@orcamo.co.jp」まで申し込みます。

  5. ORCA管理機構は利用登録手続きを行い、開通通知は三菱電機株式会社から申し込み代表者へ一括で送付されます。

  6. MEDPostの利用開始です。(毎月末日締め、翌々月より利用開始)

※【診療情報提供料(I)検査・画像情報提供加算】と【電子的診療情報評価料】を算定する場合には、点数算定の届出(2部:正副)
を作成し、所管の地方厚生(支)局へ提出します(月中までの提出で翌月から算定可能)。

お申し込み

お申し込み

利用規約

申し込みに当たっては、利用規約に同意いただくことが前提になっています。利用規約をよくお読みください。

申込書

個別契約

団体契約

代表者は、データ入力された発注書ファイルと共に、利用施設毎に入力された申込書ファイルを取りまとめ、ORCA管理機構に送付して下さい。

Q&A

Q&A

Q1. 対応OSがWindows10(推奨)となっていますが、7や8.1では使用できませんか?
A1. 使用できます。ただし、OSが対応している高セキュリティ型の暗号化スイートとの相性により、ファイル送信の際にまれに通信エラーが発生します。
2. 文書交換を行うには相手(送り先)もMEDPostのサービスに登録している必要がありますか?
A2. 送信者と受信者双方がMEDPostを利用している必要があります。
Q3. 他のユーザーグループと文書交換を行うことは可能ですか?
A3. MEDPostユーザー同士であれば可能です。
Q4. MEDPostで一度に送れるファイルサイズの上限を教えてください。
A4. 契約されている受信BOXの容量にかかわらず、一度に送れるファイルサイズの上限は「30MB」です。
Q5. ○○○市では肺がん検診でも運用を考えています。肺がん検診では送るのは画像であり、枚数も多いのですが、 容量などは問題ありませんか?
【一次検診】8~16MB/件 2,000件/週(年間4万件)
【CT検査】160MB/件 50件/週(年間1千件)
A5. 一度に送れる最大のファイルサイズは、30MBまでとなっています。
また、一次検診の総量(一週間あたり)は32GBになります。プラン的には100GBまで用意してあります。
大容量ファイル転送の仕組みについては、検討中です。
Q6. 紹介状などの送受信とは異なり、肺がん検診の資料(画像)は診療報酬算定等の条件は不要であるため、 電子署名は行わない運用(送受)は可能でしょうか?
また、この場合、守秘やセキュリティーなどに問題はありますか?
A6. 電子署名は、電子的に作成した文書に「改竄防止」と「原本性」を持たせるものです。医師の署名が不要な
文書には無くてもかまいません。よって、電子署名は行わない運用(送受)は可能です。
この場合であっても、送受に関するセキュリティに影響はありません。
Q7. MEDPostはどんなファイルも送れますか?
A7. MEDPostはパソコンで取り扱えるファイルをすべて扱うことが出来ます。ただし、そのままでは、 不正ファイルであっても添付が可能であり、受信者が意図しない不正なプログラムを実行させられてしまう危険性があります。
よって、「実行ファイル」に位置けられる拡張子のファイルは許可しないようにしています。
実行可能形式ファイルの拡張子 :exe、com、bat、cmd、vbs、vbe、js、jse、wsf、wsh、msc、jar、hta、pif、scr等
Microsoft Officeマクロファイル :docm、dotm、xlsm、xltm、pptm、potm、ppsm等
Q8. 受信BOXのサイズを大容量で契約した場合、その受信BOXはデータ保存用に利用できますか?
A8. 受信BOXに保存されたデータは、セキュリティ確保の観点から一週間で自動削除されますので、データ保存には向いていません。
Q9. ファイルが一週間で消えるとのことですが、消えたファイルは復活できますか?
A9. 消えたファイルは復活できません。送信者の方に連絡し再送してもらってください。
Q10. 参加する医療機関数が50件に届かないのですが、10GBパックより小さいパックはありませんか?
A10. 団体契約価格は多職種連携を含めたセット価格になっています。利用件数が50件に満たない場合には個別契約価格でお申し込み願います。
医師資格証をもちいてMEDPostを使用する場合は、一施設あたりの月額は¥1,100(基本料金:税込)ですので団体契約価格と変わりません。
Q11. カードリーダの値段を教えてください。
A11. 動作検証済みICカードリーダーライタの実売価格¥3,300くらいです。
Q12. MEDPostにログインするために使用するICカードリーダのお勧めはありますか?
A12. 動作確認済みICカードリーダは以下のとおりです。
Q13. 1施設で複数人が使用したい場合はどうすれば良いですか?
A13. 同一施設であっても医師資格証毎に受信BOXを作成することは可能です。ただし、この場合受信BOXを共通で使用することは出来ません。
一つの受信BOXを共通で使用したい場合は、施設で契約した受信BOXに対し、共有する人数分のPKIカードが必要になります。
Q14. 専用の回線が必要ですか?
A14. インターネットに接続しているパソコンがあれば使用できます。
Q15. 団体契約を交わした後、状況に応じて、契約プラン(容量)を変更することは、随時可能なのでしょうか?
また、施設に割り充てた容量の変更は、随時、管理者が柔軟に行えるのでしょうか?
A15. 受信BOXの容量変更については、変更届けを提出いただき、当方で変更させていただきます。数度の変更は、都度無償対応する想定をしていますが、頻繁な変更は想定していません。
実態を計りつつ、あまりにも変更があるようであれば有償化も検討させていただきます。
Q16. 医療機関への容量割り当てに関して、病院、診療所の場合、どの程度の容量を与えるのが一般的とお考えでしょうか?
A16. 一般的な電子紹介状程度であれば標準の50MBで十分だと思っていますが、取り扱う電子文書(ファイル)の種類によっては足りなくなる可能性も否定できません。
自治体・病院については、連携医療機関(施設数)数に加え電子文書(ファイル)の種類が多岐にわたる可能性があります。
想定する受信ファイルの内容を吟味して決定する必要があります。
Q17. PKIカードの申し込み方法等がよくわかりません。例えば事務職の場合、MEDIS-DCへ「Director」としてHPKIを申込みした後、さらにPKIを申し込むという流れなのでしょうか?
A17. 平成30年8月現在MEDIS-DCが発行するHPKIカードは、MEDPostでは使用できません。
Q18. 対応しているブラウザは何でしょうか?
A18. Internet Explorer 11(Windows10 LTSC版)、Microsoft Edge(Chromium版)、Google Chromeになります。
関連ソフトウェア

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検査・画像情報提供加算/電子的診療情報評価料 手軽で安価に対応するための3つのツール

紹介状作成ソフト

ただし、二重入力は避けたい
(電子カルテは持っていない)

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日医標準レセプトソフトとMI_CANで検査結果や画像の入った電子紹介状(PDF)を作成

HPKI対応の電子署名ソフト

改ざんの防止と原本性の確保

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日医の医師資格証を用いて電子紹介状(PDF)に電子署名ができるソフト

安全な送受信が行えるソフト

身近なインターネットを安全に使う

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算定条件をクリアするために構築された日医のクラウド型文書交換サービス

リーフレット

リーフレットダウンロード

下記から MEDPost のリーフレットPDFをダウンロードいただけます。

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